糖質制限をすると筋肉が分解される?
糖質制限をすると筋肉が分解されちゃって逆効果になるのでは・・・?
という話を聞いたことはありませんか?
その通り、序盤はそうかもしれません!
まず、糖質をエネルギーとして代謝している方が、急に糖質制限を始めたら、糖が枯渇しますので、糖を体内で作るため、筋肉やアミノ酸を分解して糖新生が起こる可能性があります!
その状態は体感的にもとても辛いですが、そのまま糖質制限を続けていると、体内では脂質からケトン体が作られるようになり、ケトン体をエネルギーとして動ける身体になります。
ケトン体で動けるようになりますと、糖新生の必要がほとんどなくなりますので、空腹感も減ってきます!
糖質制限序盤はカロリーを気にせずにガンガン肉魚を食べてみましょう!
それでも体重は減るはずです!
糖質制限で体重が減るのはなぜ?
なぜか?
私たちの筋肉の中にある筋グリコーゲンは糖質をエネルギーとしております。
その糖を摂取しないと、糖が枯渇するため、筋グリコーゲンが減ります。
筋グリコーゲンは水分を多分に含んでおりますので、筋グリコーゲンが減ると、水分が減り、見かけ上の体重が減ります。
なので糖質制限序盤は体重がすぐに減りますが、体脂肪が減ったわけじゃないので体脂肪率は上がる傾向にあります。
しかし安心してください。
インスリンを出さないため体重は増えない
摂取した糖を体脂肪に変えて、血糖値を下げるホルモンはインスリンといいます。
つまり糖を摂らなければ、理論上、インスリンがほとんど出ないため、体脂肪は増えないのです!
体脂肪が増えないとなると、体脂肪は体内で使われて減る一方ですね!
そのため、ケトジェニックダイエットは体重が落ちやすいのです!
次第にケトン体を使える身体になってくる
TCAサイクルを回すことがダイエットの基本となります。
なぜならTCAサイクルとは、体脂肪などをエネルギーとして動く回路だからです。
しかし、TCAサイクルでは、ビタミン・ミネラルなどが補酵素として働きます。
しかし、なかなかTCAサイクルが回りづらいタイプの方がおります。
「じゃその方はダイエットに向いてないのか?」
というとそういうわけではございません。
人それぞれDNAが異なるため、TCAサイクルを回すのに必要な補酵素(ビタミンなど)の必要量は個人差が大きいと言われております。
なのでTCAサイクルが回りづらい人の場合、ビタミンなどを多めに摂取するのもオススメです。
補酵素は、車で例えるとギアです。
ギアがないと空回りしますよね。
身体にいくらエネルギーを入れても空回りしているため、身体が「足りない!もっとエネルギーをよこせ!」と言ってきます。
なのでたくさん糖質を食べちゃうのですね。
↑これが太る仕組みです。
しかし、ギアを体内にたくさん入れてあげることで、サイクルが回りやすくなります。
TCAサイクルが回ると体脂肪などがエネルギーとして使われやすくなるため、ダイエットが進行するのです。