当ジムのダイエット(減量)の方針としては、「科学的」にをオススメしておりました。

何故ならダイエット(脂肪が燃焼(※正確には燃焼ではございませんが)する仕組み)は化学反応だからです。

ちなみに体内で行われる化学反応のことを「代謝」と呼びます。

ダイエットとは、身体に蓄えられた脂肪を分解し、最終的に水と二酸化炭素にすることです。

それを「痩せた=ダイエット成功」と表現すべきだと思っております。

決して大切な筋肉を落としたり、不健康に体重を減らすことを指すわけではないと考えております。

なるべく安全に、効率よく「ダイエット成功」へと導いていくのが、当ジムの役割だと認識しております。

では具体的にどんなことをすべきでしょうか?

本来複雑な代謝経路ですが、至極簡単で恐縮ですが、ざっくり書いていきたいと思います。

中性脂肪として蓄えられている体脂肪を「脂肪酸」へと分解する

我々の身体に蓄えられた過度のエネルギーは中性脂肪という形で保存されております。

いわゆる「体脂肪」と呼ばれているものです。

こちらの体脂肪ですが、中性で安定した形となっているため、刺激がないと分解されにくいのです。

そこで刺激を与えてあげることが大切になります。

刺激物を食べるなども有効ですが、まずは筋トレがオススメです。

筋トレをしてアドレナリンが出て刺激が入ると、体内の中性脂肪脂肪酸へと分解されます。

分解された脂肪酸を運搬する

脂肪酸はミトコンドリアという器官に運ばれないと水と二酸化炭素にはなれません。

ですのでミトコンドリアという器官に入る必要があります。

ミトコンドリアの中に入るためには、カルニチンというアミノ酸が必要になります。

カルニチンというアミノ酸は、体内で作られますが、加齢や個人差などにより、作られにくい方もいらっしゃいます。

せっかく脂肪酸へと分解されてもミトコンドリアに入れなかった脂肪酸は肝臓へ戻って中性脂肪へ戻ってしまいます。

筋トレを頑張って脂肪酸へと分解したのに、それではもったいないですよね。

ですのでカルニチンは過不足ない様にサプリメントとして摂ることをオススメしておりました。

運搬された脂肪酸を燃焼する

ミトコンドリアの中にはクエン酸回路電子伝達系というエネルギー代謝経路があります。

(この回路が正常に回ると我々が生きるのに必要なエネルギーが発生する仕組みになっております。)

ただダイエットのために食事制限をしているとエネルギー回路で触媒として使われるはずの、必要なビタミン・ミネラルも不足しがちです。

無理で無計画な食事制限をするとエネルギー回路が回らなくなり、その結果やる気が減退したり、疲れやすくなったり、はたまたエネルギー不足のため、甘いものが欲しくなったりすることもございます。

なので減量中は特にビタミン・ミネラルのサプリメントを摂取するのをオススメしておりました。

(ちゃんとバランスのとれたマルチビタミンミネラルサプリでなければ逆効果だと思います)

ミトコンドリアに運ばれた脂肪酸を効率よく水と二酸化炭素にするためには、軽い有酸素運動(歩行など)をオススメしておりました。

強度や負荷は減量幅や筋肉量によって人それぞれですが、ゆっくり歩くなどをオススメしておりました。

筋トレ、サプリ、歩行、これらがベストなバランスで過不足なく効率よく回わりますとダイエットサイクルが確立されることになります。

以上、当ジムが最速・最短で、安全かつ楽に健康的なダイエットを行える仕組みでした。

アスリートや一般の方も一緒です。

アスリートだから筋トレばかりしていたら痩せるというわけでもなく、です笑